「NISA口座を作ったけど、月いくら積み立てればいいんだろう…」
「少なすぎると意味ないかな、でも多すぎると生活が苦しくなりそう」
この悩みは、初心者なら誰でも通る道です。
結論から言うと、積立金額に「正解」はありません。
大事なのは、“続けられる金額”から始めることです。
この記事では、金額の決め方を4つのステップで整理し、年代別・収入別の目安もセットで解説します。
② NISAとは何か(超初心者向け)
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で増えた利益にかかる約20%の税金がゼロになる制度です。
「積み立てること」自体に意味があります。
少額でも、長く続けるほど複利効果が働き、お金が増えやすくなります。
③ 新NISAの仕組み(積立に関わる部分だけ)
積立金額を決める前に、制度のルールをざっくり確認しておきます。
- つみたて投資枠:年間最大120万円(月換算で最大10万円)
- 証券会社によっては月100円から始められる
- 積立金額はいつでも変更・一時停止できる
- 生涯の非課税保有限度額:1,800万円
つまり、最初の金額設定は「仮の設定」で大丈夫です。
慣れたら増やせますし、苦しくなったら減らせます。
④ メリット・デメリット(金額に関係する部分)
メリット
- 少額でも長期・積立・複利の効果が活きる
- 金額を変えやすく、柔軟に続けられる
- つみたて投資枠なら、商品も自動で定期購入される
デメリット(=知っておくと安心)
- 元本保証はない(価格は上下する)
- 金額が多すぎると生活が苦しくなり、続けられなくなる
- 少なすぎても「やめたくなる」原因になることがある
⑤ 積立金額の決め方|4つの方法

方法①:余裕資金から決める(最もシンプル)
毎月の手取りから、固定費・食費・交際費・貯金を引いた残りの中から設定します。
目安の式:
手取り月収 − 生活費(固定費+変動費) − 生活防衛資金の積立 = 投資にまわせる上限
⚠️ 生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)は別に確保してから始めましょう。
方法②:目標金額から逆算する
「老後に2,000万円ほしい」など目標がある場合は、逆算する方法が有効です。
金融庁の公式シミュレーターを使えば、毎月の必要額がすぐわかります。
👉 金融庁つみたてシミュレーター
目標2,000万円の場合(年率5%想定):
| 積立期間 | 必要な月額 |
|---|---|
| 10年 | 約12.9万円 |
| 20年 | 約4.9万円 |
| 30年 | 約2.5万円 |
早く始めるほど、月々の負担が軽くなります。
方法③:収入の10〜20%を目安にする
一般的に、手取り収入の10〜20%を投資に回すのが目安とされています。
| 手取り月収 | 目安の積立額(10〜20%) |
|---|---|
| 20万円 | 2万円〜4万円 |
| 25万円 | 2.5万円〜5万円 |
| 30万円 | 3万円〜6万円 |
ただし、住宅ローンや教育費がある場合は10%以下でも全く問題ありません。
方法④:少額から始めて、慣れたら増やす(初心者に最もおすすめ)
「投資が初めて」という方には、これが一番続けやすい方法です。
段階的な増やし方の例:
- 最初の3か月:月3,000円〜5,000円(感覚をつかむ)
- 半年後:月1万円(少し慣れてきたら)
- 1年後以降:月2万〜3万円(収入が増えたタイミングで)
「少額は意味がない」と思いがちですが、続けることが最大の投資戦略です。
年代別・収入別の積立目安
年代別の参考金額
日本証券業協会の調査では、2024年のつみたて投資枠の平均購入金額は月約5.7万円でした。ただし、これは全年代の平均値です。
| 年代 | 参考積立額 | ポイント |
|---|---|---|
| 20代 | 月1万円〜 | 時間が最大の武器。少額でも早く始める |
| 30代 | 月2万円〜 | 収入増加期。ライフイベントとのバランスを |
| 40代 | 月3万円〜 | 老後資金の本格準備期。増額を意識 |
| 50代 | 月5万円〜 | 投資期間が短くなる分、金額でカバー |
シミュレーション|月いくらで将来いくらになる?(年率5%想定)
| 月の積立額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
|---|---|---|---|
| 月1万円 | 約155万円 | 約411万円 | 約832万円 |
| 月3万円 | 約466万円 | 約1,233万円 | 約2,497万円 |
| 月5万円 | 約776万円 | 約2,055万円 | 約4,161万円 |
※税金を考慮しない試算。投資成果を保証するものではありません。
⑥ FAQ(よくある質問)
Q1. 月5,000円でも意味ありますか?
あります。 少額でも複利効果は働きます。「続ける」ことが大切で、金額より継続期間のほうが長期では影響が大きいです。
Q2. 積立金額はあとから変えられますか?
いつでも変更できます。 証券会社の管理画面から変更可能です。一時停止・再開も自由です。
Q3. 生活費が足りなくなったらどうする?
すぐに積立を一時停止または減額しましょう。生活を犠牲にして続ける必要はありません。
Q4. ボーナス月だけ増やせますか?
できます。 多くの証券会社で「ボーナス月増額設定」が使えます。年間120万円の枠を効率よく使う方法の一つです。
Q5. 月10万円(上限)まで積み立てるべきですか?
無理に上限まで積み立てる必要はありません。生活防衛資金を確保した上で、余裕資金の範囲で設定するのが基本です。
⑦ まとめ(今日のアクション)
積立金額に「正解」はありません。
今日覚えておくことはシンプルです。
- 生活防衛資金(3〜6か月分)を確保してから始める
- 最初は月5,000円〜1万円の少額からスタート
- 慣れたら少しずつ増やす
- 金融庁のシミュレーターで「目標から逆算」すると迷いが減る
「始めない」が最大のリスクです。
完璧な金額を探すより、まず小さく始めることが資産形成の第一歩です。

